フランス「リヨン」で開催される、冬の一大イベントといえば「音と光の祭典(Fête des Lumières)」が有名です。
このシーズンは街全体が煌びやかになり、世界遺産を背景に「プロジェクションマッピング」などを楽しむことができます。
コチラの記事では、2019年12月5日~8日に開催された「リヨン光の祭典2019」の最新情報を紹介していきます。
【目次】
2019年の「光の祭典」は、12月5日(木)~8日(日)まで開催されました。
4日間限定イベントということもあり、世界各国から大勢の観光客が訪れていました。(2018年度は4日間で約180万人がイベントへ訪れたといわれています)
イベント期間中は厳戒態勢が敷かれ、大勢の警察が待機していました。(武装した軍人のような人達も沢山いました)
ここからは、「光の祭典」で特に人気だったスポットを6つ紹介していきます。
とにかく人で溢れていた場所ばかりになります…
「ベルクール広場」には大きな観覧車が設置され、「ルイ14世の騎馬像」の周囲には光輝く植物が立てられていました。
イベントが開始されると光る生き物が空中を舞い、まるで海の中にいるかのような雰囲気を味わえました。
下記YouTubeで「ベルクール広場」のイベント映像を視聴できます。
「リヨン旧市街」では9つのスポットで、夜のイベントが開催されていました。
旧市街でもっとも混雑していたのが「サンジャン大聖堂」になります。
12世紀に建設された「サンジャン大聖堂」を背景に、音と光の演出が行われました。
「ソーヌ川」では、「サンジャン大聖堂」「フルヴィエール聖堂」「リヨン裁判所」などを背景に、クオリティの高い映像と音楽が流されました。
約9分の映像がイベント終了まで流れ続ける形で、一回の映像が終わる度に観客も入れ替わっていました。
「光の祭典」全36プログラムの中で、もっとも混雑していたスポットが「テロー広場」です。
「市庁舎」と「美術館」を使った音と光の演出はとても豪華で、迫力満点の内容でした。
彫刻と噴水が印象的な「ジャコバン広場」は「リヨン」でも有名な広場で、このスポットでも「光の祭典」イベントが開催されました。
噴水の周りを覆うミストに光のレーザーが照らされ、幻想的な空間を作り上げていました。
「テアトル・デ・セレスティン」は「リヨン」でも古い歴史を持つ劇場です。
「光の祭典」では、「セレスティン劇場」と両サイドの建物を使った豪華な演出が行われました。
下記YouTubeでフル動画を視聴できます。是非チェックしてみてください。
「光の祭典」の中では演出が地味でしたが、光の変化をのんびりと楽しめたスポットを3つ紹介していきます。
「リヨン・オペラ座」の隣にある「ルイプラデル広場」では、大きなシャンデリアが設置されていました。
20個のランプが様々な色に変化するというもので、ゆっくりとした時間が流れていました。
「リヨン市庁舎」や「オペラ座」がある場所から「レピュブリック広場」を結ぶ「レピュブリック通り」では、下記写真のような装飾が目立ちました。
「エドワール・エリオ通り」「ガスパラン通り」「エミル・ゾラ通り」なども別の装飾が付けられていて、煌びやかな空間を作り上げていました。
「リヨン空港(サンテグジュペリ)」にも、「光の祭典」のスポットがありました。
トライアングルのアーチは、音楽構成に合わせて色が変わる仕組み。
「光の祭典」期間中、「リヨン」市内のホテル代は2~3倍近くに跳ね上がります。
今回「リヨン」の7区に宿泊しましたが、1泊3万円程度でした…(「グランオテルデュー」の対岸にあるホテルになります)
宿泊ホテルからイベント開催エリアまでは徒歩で約10分程度でしたが、歩いて行けることもあって便利でした。
上記のようなところでも高額になるため、立地や治安の良い場所であれば更にホテル代が高くなります。
今回初めて「光の祭典」へ行きましたが、クオリティの高さと人の多さに圧倒されました。
「光の祭典」のプログラムは全部で36ヶ所ありましたが、実際に観れたのは22ヶ所でした。(微妙そうなプログラムは飛ばしました)
記事の前半に紹介している6つのスポットが特に人気で、前に進めないほどの人で賑わっていました。