「フランス」といえば「パリ」や「モン・サン=ミシェル」などが有名ですが、「フランス南東部」にある「リヨン」にも多くの見どころがあります。
こちらの記事では、フランス「リヨン」の治安について解説しています。
「リヨン」には多くの移民(アフリカ系)がいますので、避けるべき場所がいくつかあります。
これから「リヨン」へ行かれる方は、コチラの記事を参考にしてください。
ここからは「リヨン」の人気スポットを8ヶ所ピックアップして、それぞれの治安について解説していきます。
「パールデュー駅」は「リヨン」の交通の中心で、「TGV」や「地方列車」が停車したり、「リヨン サン=テグジュペリ空港」と市内を結ぶ「ローヌエクスプレス」も停まります。そのため、駅周辺は朝から晩まで混雑します。
「パールデュー駅」周辺で注意が必要なのが「スリ」です。
駅から外へ向かうタイミングや、駅を通過する際に「スマホ」や「財布」が盗まれるケースがあります。注意するようにしましょう。
オペラ座周辺には「市庁舎」「美術館」「商工会議所」「テロー広場」などの人気スポットがあり、多くの人で賑わっています。
観光スポット周辺の治安ですが、「スリ」以外は特に心配ありません。
ただ、「オテルドヴィル(Hotel de Ville)」から「クロワルース」方面へ向かうエリアは治安が不安定のため、徒歩ではなく、メトロでの移動がベストです。
「クロワルース」は高級エリアになりますので、治安の方も安定しています。
駅周辺には「レストラン」も多く、夜は地元の人や観光客などで賑わっています。
駅から少し歩きますが、市内を一望できる夜景スポットもありますので、是非訪れてみてください。
「ベルクール広場」周辺は観光エリアになるため、比較的治安が安定しています。
夜は人通りが少ない場所もありますが、そういったところを避ければ夜でも安全といえます。
ちなみに「ベルクール広場」の南側には「ペラーシュ駅」があり、駅周辺は治安が不安定となります。(夕方以降は近づかない方が無難です)
「ペラーシュ駅」周辺は低所得層が住むエリアで、治安が不安定な場所です。
日中であれば問題ないですが、夕方以降はできるだけ避けた方がよい場所です。
「グランオテルデュー」周辺は観光エリアになるため、治安が安定しています。
「グランオテルデュー」があるローヌ川沿いは人気の夜景スポットで、川沿いの広場には現地の人や観光客が集まり、とても賑わっています。
「旧市街」は「リヨン」で人気の高い観光スポットで、日中から夜にかけて混雑する場所です。
観光目的で訪れる人が多いため治安も安定していますが、下記2点には注意が必要です。
下記の記事では、「リヨン旧市街」の見どころについて解説しています。
「旧市街」同様に「フルヴィエールの丘」も人気のあるスポットで、日中は治安も安定していますので安全に観光できます。
「ノートルダム大聖堂」や「展望台」は夜のライトアップスポットとしても有名ですが、夜は人通りが少ないため注意が必要です。
「リヨン」市内の地図に番号をつけています。
下記の表と照らし合わせて、それぞれの場所をご確認ください。
番号 | 名称 |
① | パールデュー駅 |
② | オペラ座、リヨン市庁舎 |
③ | クロワルース |
④ | ベルクール広場 |
⑤ | ペラーシュ駅 |
⑥ | グランオテルデュー |
⑦ | リヨン旧市街 |
⑧ | フルヴィエールの丘 |
⑨ | 在リヨン領事事務所 |
フランス「リヨン」には多くの見どころがありますが、ソーヌ川の両岸に観光スポットが集中しているため、徒歩でまわることができます。(一部のスポットは、メトロでのアクセスが便利)
「リヨン」の観光日数としては2日必要で、2日あれば主要スポットを一通り観光できます。
中世の街並みがキレイな「ペルージュ」や、ワイナリーで有名な「ボジョレー」など、「リヨン」近郊エリアも観光する場合、もう1~2日必要となります。
ここからは、「リヨン」観光に役立つ情報をいくつか紹介していきます。
「フランス」は移民の多い国で、訪れる場所によっては治安が不安定…というケースがあります。
また、日本とは異なり「すり」の多い国ですので、現金の持ち歩きは避けたいところ。
「フランス」では多くの場所で「クレジットカード」が利用できるため、カードをメインに利用するのがおすすめです。
「エポスカード」は年会費無料で、Visa付きのカードを発行することで海外旅行保険が「自動」で付帯されます。
「エポスカード」の補償内容ですが、下記などがあります。
保険の種類 | 保険金額 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
携行品損害 | 20万円(1個:10万円限度) |
「リヨン」で何かのトラブルに巻き込まれたり、パスポートの盗難・紛失でお困りの場合、市内にある「在リヨン領事事務所」を訪れましょう。
「在リヨン領事事務所」の情報については、下記をご確認ください。
名称 | 在リヨン領事事務所 |
住所 | 131 boulevard Stalingrad 69100 Villeurbanne (Le Prémiumビル内 8階(=7ème étage) |
連絡先 | 04.37.47.55.00 |
時間 | 月曜~金曜日 9時~12時、13時45分~16時30分 |
最寄駅 | シャーペンヌ駅(Charpennes) |
「リヨン サン=テグジュペリ空港」から市内への移動手段は様々ですが、大きな荷物を持っている場合は「ローヌエクスプレス」の利用が便利です。
「ローヌエクスプレス」は「リヨン空港」と市内の「パールデュー駅」を結ぶ特急電車で、利用者の多くが観光客のため安全に移動できます。
「ローヌエクスプレス」のチケットはネット経由でも購入可能で、現地で買うよりも1.6ユーロお得です。
チケット料金については、下記の表を参考にしてください。
チケットの種類 | 券売機のチケット料金 | ネット経由のチケット料金 |
片道チケット | 16,30 | 15,20 |
往復チケット | 28,30 | 26,70 |
往復チケット(1か月前) | – | 24,50 |
往復チケット(2か月前) | – | 21,40 |
下記の記事では、「ローヌエクスプレス」の乗り方について解説しています。
「リヨン」市内では、「メトロ」「トラム」「バス」を使っての移動がとても便利です。
市内のチケットは共通チケットですので、1枚の乗車券で「メトロ」「トラム」「バス」「ケーブルカー」に乗ることができます。
公共交通機関のチケット買い方については、下記の記事が参考になります。
初めて「リヨン」へ行かれる方におすすめなのが、「ロコタビ(旧トラベロコ)」というサービスです。
「ロコタビ」は「リヨン」在住の日本人に個別相談できるサイトで、現在136名の方が登録しています。(2023年7月時点)
「ロコタビ」を使って、下記のような相談ができます。
「リヨン」はフランス南東部の中心で、「ブルゴーニュ地方」や「ローヌ地方」などの近郊にもアクセスしやすい特徴があります。
「リヨン」近郊では、下記のような人気スポットがあります。
「ペルージュ」はフランス東部にある町で、リヨンから電車でアクセスできます。(約35分)
30分ほどで一周できる小さな町ですが、古い建物や石畳の路地など、中世の雰囲気を存分に感じられます。
ペルージュの名物「ガレット」も人気で、食べながら観光を楽しめます。(香ばしい焼き菓子)
「アヌシー」はフランスのローヌアルプ地方にある町で、「スイス」に近い位置にあります。
街並みと一緒に見られる運河沿いの景色や、町の奥に広がる湖の風景などが「アヌシー」の見どころになります。
「リヨン」の治安について解説しましたが、下記5点には気をつけましょう。