岩山の上に造られた「中世の美しい村」や「紺碧の海」など、「南フランス」には絵になるスポットがいくつもあります。
「南フランス」に興味があるけど、何日必要?
そうお考えの方もいらっしゃるかと思います。
こちらの記事では、「南フランス」を観光する際の日数について解説しています。
【目次】
フランス「コートダジュール地方」といえば「カンヌ」や「モナコ」、「ニース」や「エズ」などが特に有名です。
「グルドン」や「サンポール ド ヴァンス」などの「鷲の巣村」や、南仏料理が味わえる「ムージャン」、美術館巡りが楽しめる「カーニュ シュル メール」や「アンティーブ」なども、観光客に人気があります。
「コートダジュール」には多くの観光スポットがありますが、基本的には「車」や「バス」での移動になるため、1日2~4ヶ所の観光が一つの目安になります。
私の経験からお話しますと、「3日」あれば「コートダジュール地方」の定番スポットをまわることができます。
次の項目では、「コートダジュール」のモデルコースを紹介していきます。
「コートダジュール」のモデルコース1日目は、「ニース」の観光プランになります。
「ニース」は南仏観光の定番で、「コートダジュール」の中心地です。
インスタ映えする「I Love Niceのモニュメント」や、開放的な空間「マセナ広場」など、多くの見どころがあります。
午後になると「逆光」で綺麗な写真が撮れなかったり、「混雑」するスポットが幾つかあるため、そういった場所を午前中にまわれる内容にしています。
場所 | 見どころ | |
午前 | ニース | ・I Love Niceのモニュメント ・城跡公園 ・サレヤ広場(朝市) |
エズ | ・エズ村を散策 | |
午後 | ニース | ・サン・二コラ大聖堂 ・シャガール美術館 ・旧市街を散策 ・プロムナード・デ・ザングレを散策 |
下記の記事では、フランス旅行の持ち物について解説しています。
「ニース」はフランスで5番目に人口の多い都市で、「マセナ広場」や「プロムナード・デ・ザングレ」をはじめ多くの観光スポットがあります。
「ニース」で絶対に見ておきたいスポットとしては、下記5点になります。
下記の記事では、「南フランス」でおすすめのホテルを紹介しています。
南仏の「コートダジュール」には、岩山の上に造られた「鷲の巣村」と呼ばれる小さな村がいくつもあります。
中世時代の美しい街並みや、地中海の景色が楽しめるスポットとして、観光客に人気があります。
南仏の「鷲の巣村」のなかで特に人気なのが「エズ村」になります。
「エズ村」にある2つの高級ホテルも魅力的で、贅沢な時間を過ごせる場所です。
「ニース」の海沿いには、「プロムナード デ ザングレ」と呼ばれる全長3.5kmの遊歩道があります。
道の幅も広く、のんびり散歩が楽しめるスポットとして観光客に人気があります。
通り沿いには「レストラン」や「バー」をはじめ、高級ホテルがずらりと並んでいます。
「コートダジュール」のモデルコース2日目は、地中海沿いの港町「ヴィルフランシュ」、セレブ感を味わえる小国「モナコ」、レモンで有名な「マントン」を観光するプランになります。
「マントン」は「イタリア」の国境付近にある町です。
場所 | 見どころ | |
午前 | ヴィルフランシュ | ・港~旧市街散策 ・サン・ピエール礼拝堂 |
午後 | モナコ | ・旧市街散策 ・海洋博物館 ・モナコ大聖堂(グレース・ケリーの墓) ・モンテカルロの絶景 ・カジノ体験 |
マントン | ・旧市街を散策 ・サン・ミッシェル・バジリカ聖堂 ・ジャン・コクトー美術館 ・遊覧船(マントンやモナコを海側から眺める) |
「ヴィルフランシュ」は「ニース」から車で約20分の場所にある、のどかな港町です。
中世時代の面影が残る旧市街や、港にある「サンピエール礼拝堂」などが主な見どころです。
「ヴィルフランシュ」は崖の上からの景色も魅力的で、下記写真のような風景を眺めることができます。
「モナコ」は世界で2番目に小さな国として知られていますが、見どころがとても多く、世界的にも有名なイベントも定期的に開催されています。
「カジノ体験」や「モナコ湾の絶景」をはじめ、「F1コース」や「高級ホテル」など、フランスでは味わえない風景を楽しむことができます。
「コートダジュール」のモデルコース3日目は、映画祭で有名な「カンヌ」、中世の街並みが美しい「サンポールドヴァンス」、そして「アンティーブ」を巡る観光プランになります。
「美術館」や「ショッピング」、海沿いの風景などを存分に楽しめます。
場所 | 見どころ | |
午前 | サンポールドヴァンス | ・中世の街並みを散策 ・おしゃれなアトリエ巡り ・シャガールの墓 ・マーグ財団美術館 |
午後 | カンヌ | ・旧市街を散策 ・映画祭の会場 ・カストル博物館 ・ビーチの風景 |
アンティーブ | ・ピカソ美術館 ・城塞 ・ヨットハーバー |
「カンヌ」といえば、毎年5月に開催される「カンヌ映画祭」が有名です。
「映画祭」以外にも、下記のような見どころがあります。
中世の雰囲気漂う「サンポールドヴァンス」は「鷲の巣村」の一つで、人気の観光スポットになります。
街の美しさでいうと、「南フランス」にある中世の村のなかでもトップクラスです。
「サンポールドヴァンス」の見どころとしては、下記のようなものがあります。
「コートダジュール」を観光する際の拠点ですが、個人的には「ニース」をおすすめしています。
「ニース」をおすすめするポイントとしては、下記4点になります。
Booking.com
南フランス「ニース」でおすすめの宿泊施設を、3つ紹介していきます。
「ホテル スイス」は、ニース海岸沿いにある高級ホテルです。
客室からの眺めが良く、ニース海岸線の景色が見える位置にホテルがあります。(シービューの客室)
市内観光もしやすい宿泊施設で、すぐ近くに「ニース旧市街」や「城跡公園」、そして人気の観光スポット「I Love Nice モニュメント」があります。
客室はモダンで落ち着いた雰囲気があり、優雅な時間を楽しめます。
チェックイン | 15時~ |
チェックアウト | 12時まで |
WiFi | 無料 |
セーフティボックス | あり |
荷物預かり | あり |
「ホテル ウニヴェール」は、「ニース」中心部にある宿泊施設です。
ホテルの近くに「空港トラム駅」があり、「ニース空港」から市内への移動にとても便利です。
市内の観光もしやすく、「マセナ広場」や「ショッピング街」などがホテルの近くにあります。
客室は落ち着いた雰囲気で、スペースも広々としています。
チェックイン | 15時~0時 |
チェックアウト | 5時~11時まで |
WiFi | 無料 |
セーフティボックス | あり |
荷物預かり | あり |
「ザ デック ホテル バイ ハッピーカルチャー」は、「ニース」中心部にあるホテルです。
「マセナ広場」から少し入った「レストラン街」にある宿泊施設で、市内観光に便利です。(近場にスーパーマーケットもあります)
明るい雰囲気の内装デザインで、設備も充実しています。
チェックイン | 15時~0時 |
チェックアウト | 11時まで |
WiFi | 無料 |
セーフティボックス | あり |
荷物預かり | あり |
ここからは「南仏」への行き方や、現地の治安など「南フランス観光」のお役立ち情報を紹介していきます。
南仏の治安ですが、「プロヴァンス」方面の「マルセイユ」では「すり」や「強盗」などが多発しているため、治安も不安定となります。(「マルセイユ」は、アフリカ系の移民が多い都市です)
「ニース」や「モナコ」がある「コートダジュール地方」の治安は、比較的安定しています。
ヨーロッパの他の国と同様に、「すり」や「置き引き」には注意が必要ですが、それ以外は特に心配ありません。
「すり」が発生しやすい場所には、下記などがあります。
下記の記事では、「フランス」の治安について解説しています。
「フランス」で使われる通貨は、ヨーロッパの国々で広く利用される「ユーロ」です。
2023年9月16日時点で、1ユーロ=157.73円になります。
「ユーロ紙幣」の種類は複数がありますが、観光目的で「フランス」を訪れる場合は「5ユーロ」「10ユーロ」「20ユーロ」などが利用しやすい「紙幣」となります。(小額の紙幣)
日本国内、もしくは現地の「空港」や「市内」などで、外貨両替できます。
「フランス」では、様々な場所で「クレジットカード」が利用できます。
旅行中の支払いを「クレジットカード」にすることで、多額の現金を持ち歩く必要もなくなります。(すり対策にも繋がる)
海外旅行保険が付いているカードを所持する事で、何かのトラブルに遭遇した場合も安心できます。
現地滞在中に「クレジットカード」が盗まれる可能性もあるため、カードを複数枚所持しておくのがおすすめです。
現状、日本から「ニース」への直行便はありません。フランスの「パリ」や「ヨーロッパ」、そして中東(ドバイ、カタール)などを経由してアクセスする形になります。
移動時間の目安ですが、日本から「パリ」経由で「ニース」へ行く場合、約16時間かかります。
日本から「トルコ」や「オランダ」などを経由して「ニース」へ移動する場合、約19時間かかります。
航空券の料金目安は、約10万円前後になります。(往復の航空チケット料金)
「ニース」や「モナコ」をはじめ、「南フランス」には魅力的なスポットがたくさんあります。
基本的には「バス」や「鉄道」などを利用して観光できますが、「チケットの手配」や「細かなスケジュール調整」が必要になります。
現地の公共交通機関の情報を調べたり、チケットを手配するのが面倒…という方には、現地ツアーの利用が便利です。
南仏観光を存分に楽しむなら、現地ツアーの専門サイト「Get Your Guide」の利用がおすすめです。
「Get Your Guide」は海外の企業が運営するツアーサイトで、「南フランス」の観光プランが充実しています。
半日程度から参加できるプランや、1日かけて南仏の複数スポットをまわれるツアーまで、種類も豊富にあります。
日本語対応プランをお探しの方には、「ベルトラ」の利用が便利です。
「ベルトラ」は日本の上場企業が運営するオプショナルツアーサイトで、「フランス」の観光プランが多数あります。
「南フランス」でも日本語の観光プランが用意されているため、安心して南仏観光を楽しむことができます。(数は少ないですが…)
団体ツアーが苦手…という方には、「ロコタビ」という便利なサービスがあります。
「ロコタビ」は現地在住の日本人に個別相談できるサイトです。
具体的な相談内容としては、下記のようなものがあります。
フランス南部の「コートダジュール」は見どころが多く、治安も安定しているため、初めてフランスへ行かれる方にもおすすめです。
「3日」あれば定番スポットを一通り見ることができますが、「パリ」から「ニース」の日帰り観光も可能です。
日帰りの場合は、「モナコ」と「エズ」の観光がよろしいかと思います。(南仏らしい雰囲気を味わえます)