「フランス」はヨーロッパでも人気の国で、「エッフェル塔」や「モンサンミッシェル」をはじめ、様々な見どころがあります。
世界的に広まったコロナも落ち着き、2023年に「フランス旅行」を計画している方もいらっしゃるかと思います。
こちらの記事では、「フランス」で治安の良い街について解説しています。
【目次】
「フランス」は移民の多い国で、治安の良い街もあれば、「すり」や「強盗」が多発している不安定な地域もあります。
「フランス」で人口の多い都市には「パリ」「マルセイユ」「リヨン」「トゥールーズ」「ニース」などがありますが、比較的治安が良いのが「リヨン」「トゥールーズ」「ニース」になります。
ここからは、3つの都市の治安について紹介していきます。
「リヨン」の治安ですが、比較的安全なエリアと、避けた方が良い場所があります。
空港からの移動に利用する「パールデュー駅」は多くの人で混雑するため、「すり」や「置き引き」に注意が必要です。
人気の観光スポット「オペラ座」や「リヨン市庁舎」周辺、「ベルクール広場」や「クロワルース」などは、比較的治安も安定しています。(必要以上に警戒しなくても大丈夫な地区)
また、「リヨン旧市街」や「フルヴィエールの丘」なども観光客が多く、比較的治安の良い場所です。ただ、夜は人通りが少ない場所もあるため、注意が必要です。
「オテルドヴィル」から「クロワルース」方面へ向かうエリアや、「ペラーシュ駅」周辺などは、あまり治安が良くない場所になります。日中以外は、できるだけ避けた方が良い場所です。
「トゥールーズ」の治安は比較的安全で、日中は観光もしやすい場所です。
過去に「トゥールーズ」を訪れ、様々な場所を歩いてみましたが、比較的安全でした。
ただ、「すり」や「置き引き」、夜に出歩く際には警戒が必要です。「キャピトル広場」や「ガロンヌ川周辺」などは夜も賑わっていますが、「サン セルナン バジリカ聖堂」や「ジャコバン修道院」辺りは人通りが少なくなります。
「オーギュスタン美術館」や「サンテティエンヌ大聖堂」などはライトアップが綺麗で夜もおすすめのスポットなのですが、人通りの少ない道を歩く形になるため注意が必要です。
また、駅周辺や、人が集まりやすい場所などでは、「すり」に気を付けたいところです。
南仏「ニース」の治安ですが、南フランスの「マルセイユ」よりは安定しています。
過去に2回「ニース」を訪れ、様々な場所を歩いてみましたが、比較的安全でした。
ただ、日本とは状況が異なりますので「すり」や「置き引き」には注意が必要ですが、必要以上に警戒しなくても大丈夫です。
「ニース」で気をつけたい場所としては「ニース」ヴィル駅周辺や、夜の旧市街になります。
ヨーロッパでは駅周辺の治安が不安定なところがありますが、「ニース」も同様です。
「ニース」ヴィル駅周辺では「すり」や「強盗」に遭う可能性もあるため、極力避けた方がよい場所です。(実際に駅近くを歩くと、少し雰囲気が悪いことに気付きます)
「ニース旧市街」は入り組んだ細道が続く場所で、裏路地の方は夜の人通りが少なくなります。(実際に夜の裏路地を歩きましたが、無人の空間が沢山ありました)
何かのトラブルに遭遇する可能性があるため、夜の裏路地は避けた方がよい場所です。
「フランス」は「すり」の多い国で、国内のどの場所においても警戒が必要です。
日本では、後ろポケットに「財布」や「スマホ」を入れていても盗まれる可能性は低いですが、「フランス」で同じ事をすると「財布」や「スマホ」が盗まれます…(日本とフランスでは、状況が全く異なります)
ですので、「フランス」旅行へ行く際には、万全の「すり」対策が必要となります。
簡単にできる「すり」対策としては、下記などがあります。
下記の記事では、「フランス」旅行で必要な持ち物を紹介しています。
「すり」の多いフランスでは、多額の現金を持ち歩くのは危険です…
「フランス」では多くの場所で「クレジットカード」が使えます。現地での支払いを「クレジットカード」にするだけで、「すり」対策にも繋がります。(現金が盗まれる心配もなくなります)
持ち歩く「クレジットカード」は海外旅行保険付きカードが便利で、年会費無料で作れる「エポスカード」がおすすめです。
「エポスカード」には、下記のようなメリットがあります。
「リヨン」は美食と世界遺産の街として知られ、「フランス」でも人気の観光都市です。
「リヨン」には多くの見どころがありますが、特におすすめなのが下記5つのスポットです。
「リヨン旧市街」には見どころが多く、12世紀に建てられた「サンジャン大聖堂」や、ミニチュア作品が楽しめる「映画博物館」、そして郷土料理が楽しめる「レストラン」などがあります。
また、丘の上にある「フルヴィエール大聖堂」や「展望台」なども人気で、広場から市内の景色を眺めることができます。
「ソーヌ川」周辺は絶好のビュースポットで、少し遠めから旧市街の風景を楽しむことができます。
なかでも「サンジャン大聖堂」と「フルヴィエール聖堂」の眺めが最高で、様々なアングルから聖堂の景色を眺められます。
「トゥールーズ」はフランス南西部の中心都市で、レンガ造りの建物がとても印象的。
航空機の「エアバス」本社や、学生が集まる街としても知られています。
「トゥールーズ」には、下記のような見どころがあります。
「キャピトル広場」は、「トゥールーズ」の中心部にある人気の観光名所です。
広場周辺には「レストラン」や「カフェ」などが軒を連ね、多くの観光客で賑わっています。
「キャピトル(市庁舎)」は内部鑑賞も可能で、フレスコ画のある2階エリアは見応えがあります。(無料で入場可能)
「トゥールーズ」のガロンヌ川周辺では、美しい景色を楽しむことができます。
夕方かから夜がおすすめの時間帯で、「ポンヌフ橋」や「観覧車」が水面に映り、幻想的な景色を眺められます。(夏のシーズンが特におすすめ)
下記の記事では、「パリ」から「トゥールーズ」への行き方を紹介しています。
「ニース」は地中海沿いに広がる高級リゾートで、「コートダジュール地方」の中心都市。
南仏「ニース」には、下記のような見どころがあります。
「プロムナード デ ザングレ」は、ニース海岸沿いに続く遊歩道。全長3.5mで道幅も広く、人気の散歩コースになっています。
「プロムナード デ ザングレ」沿いに「レストラン」や「バー」などが並び、食事を楽しみながら海沿いの景色を眺められます。
下記の記事では、「南フランス」観光のモデルコースを紹介しています。南仏観光に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
古い建物や教会をはじめ、「レストラン」や「バー」などが並ぶ旧市街は、多くの人達で賑わうスポット。
「サレヤ広場」の朝市は特に人気で、現地の新鮮な食材や、オリーブウッドの雑貨、お土産物などが手に入ります。
「ニース」近郊にも魅力的な観光地が多く、「エズ」や「モナコ」などが観光客に人気があります。
「エズ村」は岩山の上に広がる小さな村で、中世の美しい街並みや、地中海の景色が楽しめる場所。
村の展望台からは、下記のような風景を眺められます。
現地で使われる「通貨」や「おすすめの時期」など、「フランス旅行」で役立つ情報を5つ紹介していきます。
「フランス」の通貨は「ユーロ」で、1ユーロ=154.12円です。(2023年7月12日時点)
紙幣には複数の種類がありますが、観光で使いやすい紙幣が「5ユーロ」「10ユーロ」「20ユーロ」になります。
「50ユーロ」以上になると使いにくいですし、盗まれた際のダメージも大きくなります…。
「フランス」では多くの場所で「クレジットカード」が利用できるため、持ち歩く現金は1日10~20ユーロ程度が理想です。
「フランス」の日差しは日本よりも強く、乾燥しやすい特徴があります。
特に夏のシーズンに「フランス」へ行く場合、「サングラス」や紫外線対策、乾燥対策などは必須となります。
フランス人の中には「英語」が通じる人も数多くいますが、基本は「フランス語」での会話となります。
「フランス」旅行で利用する機会のある「レストラン」や「カフェ」、「パン屋」や「ホテル」などでも英語が伝わりますが、「フランス語」で話した方が相手の反応も良くなります。(片言のフランス語で大丈夫です)
あと、「フランス」は挨拶に厳しい国です。お店などに入った際には「ボンジュール(こんにちは)」、お礼を言うときには「メルスィ(ありがとう)」、相手にお礼を言われたら「ドゥリアン(どういたしまして)」、といったやり取りが必要になります。
下記の記事では、日本から「フランス」への行き方について解説しています。
日本から「フランス」までは、直行便が利用できます。
「羽田」「成田」「関西空港」から「パリ」までアクセス可能で、直行便を運航しているのが「エールフランス航空」「日本航空(JAL)」「ANA(全日空)」になります。
参考までに、「エールフランス航空」のスケジュールをまとめてみました。
路線 | 出発時刻 | 到着時刻 |
羽田(AF163便) | 09:05 | 16:50 |
羽田(AF293便) | 00:05 | 07:55 |
成田(AF275便) | 10:35 | 18:30 |
関西(AF291便) | 10:35 | 18:30 |
「フランス旅行」のおすすめ時期は、4月〜9月頃になります。このタイミングは気温も上がり、外の観光もしやすくなります。
観光客が少ない時期を狙うなら、1〜2月頃がおすすめです。冬のシーズンは航空券の料金も下がり、安く「フランス旅行」を楽しむことができます。
ちなみに「フランス」の冬はとても寒いのですが、南の方は比較的気温も高く、冬でも観光もしやすい特徴があります。
下記の記事では、「フランス旅行」の費用について解説しています。
世界遺産や美術館をはじめ、「フランス」には多くの見どころがあります。
限られた時間で「フランス観光」を楽しむなら、現地ツアーサイトの利用が便利です。
「フランス」の現地ツアーに予約するなら、観光プラン数が多い「Get Your Guide」がおすすめです。
半日でまわれる短時間ツアーや、1日で複数スポットを観光できるガイドツアーなど、色々な種類から選択できます。
「ルーブル美術館」や「ディズニーランド」のチケット予約も、「Get Your Guide」から手配できます。
「フランス」で日本語ガイドツアーに参加するなら、「ベルトラ」の利用が便利です。
観光プランは少数ですが、「パリ」「南フランス」などで日本語ガイドツアーを開催しています。
「ベルトラ」は日本の企業が運営する現地ツアーサイトで、日本語のサポートが受けられるサービス。
海外旅行に慣れてない方でも、安心してツアー参加できます。
自分のペースで都合にあわせて「フランス観光」するなら、「ロコタビ」というサービスが便利です。
ロコタビは「フランス」在住の日本人に個別連絡できるサイトで、現在2702人の登録があります。(2023年7月時点)
ロコタビを通して「現地の観光案内」や「空港送迎」をはじめ、様々な相談や依頼をすることができます。
ロコタビは個人でのやり取りになるため団体ツアーより割高ですが、自分の好みに合わせてプラン調整できるメリットもあります。
「フランス」で治安の良い街を観光するなら、「リヨン」「トゥールーズ」「ニース」がおすすめです。
海沿いの景色が好きな方には「ニース」、歴史ある建築や美術館などが好きな方には「トゥールーズ」、食や世界遺産に興味のある方には「リヨン」が楽しみやすいと思います。
簡単な「フランス語」を覚えておくと、観光の際に役立ちます。