世界遺産の登録数が多く、世界中の旅行者から注目を集める国「スペイン」
ガウディ建築の「サグラダファミリア」や、イスラム建築の「アルハンブラ宮殿」など、スペインには様々な見どころがあります。
この記事では、スペイン旅行の必需品や持ち物について紹介しています。
スペイン旅行の必需品や持ち物
ここからは、スペイン旅行に必要な持ち物を紹介していきます。
パスポートについて
スペイン入国の際に、「パスポート」が必須となります。
観光目的で最大90日まで、ビザ不要で訪問・滞在できます。(180日の期間内で)
パスポートの有効残存期間は、3か月以上となります。(出国予定日から)
ちなみに2023年6月に「バルセロナ」へ行きましたが、コロナ前の状態に戻っていました。
スペインの通貨について
「スペイン」の通貨はユーロで、近隣の「フランス」や「イタリア」などと同じ通貨です。
2023年12月29日時点のレートで、1ユーロ=155.67円になります。
日本国内の銀行や空港をはじめ、現地のホテルや両替所などで手軽に外貨両替できます。
ユーロ紙幣には複数種類がありますが、観光客におすすめなのが「5ユーロ」「10ユーロ」「20ユーロ」になります。(少額紙幣で使いやすい特徴があります)
スペイン旅行に便利な「クレジットカード」
「スペイン」はすりの多い国で、どこにいても被害に遭う可能性があります。
そのため、現金よりも「クレジットカード」をメイン利用する方が安全です。
「クレジットカード」によっては海外旅行保険付きの券種もあり、手厚い補償が受けられるカードもあります。
いつでもネット接続できる「ポケットWiFi」
観光名所の多い「スペイン」では、観光しながらスマホで調べ物をする機会も増えてきます。
そんな時に便利なのが持ち運びしやすい「ポケットWiFi」で、スペイン旅行では「グローバルWiFi」や「イモトのWiFi」などが人気です。
私自身「グローバルWiFi」を毎回レンタルしていますが、下記のような点に魅力を感じています。
- 現地での通信が安定している
- 現地での速度も問題ない範囲
- 端末の受取、返却がしやすい
- 定額制のため、安心して利用できる
- サポート体制が充実している
紫外線対策「サングラス」「日焼け止め」
「スペイン」は日差しの強い国で、日中に観光する場合に「サングラス」や「日焼け止め」などが必須になります。
特に「バルセロナ」があるカタルーニャ地方や、南部のアンダルシア地方は日差しが強く、空気が乾燥しています。(地中海性気候になります)
見どころが多い反面、外は暑くて日差しが強いため、万全の対策が必須になります。
いつでもスマホ充電できる「モバイルバッテリー」
世界遺産や美術館をはじめ、旧市街や海沿いの景色など、スペインには多くの見どころがあります。
写真や動画撮影に加え、現地で情報を調べる機会も増え、スマホのバッテリーも減りが早くなります。
そのため、いつでもスマホを充電できる「モバイルバッテリー」が必須になります。
コンセントプラグと変圧器
「スペイン」のコンセント差し込み口はCタイプで、日本とは異なります。(日本はAタイプです)
日本から電気製品を持ち込む場合に、専用のプラグが必須になります。
ちなみに日本とスペインでは「電圧」も異なります。(変圧器も忘れずに準備しておきましょう)
スペイン旅行であると便利なもの
ここからは、スペイン旅行であると便利なものを幾つか紹介していきます。
スペインのガイドブック
世界遺産、美術館、サッカー観戦など、「スペイン」には多くの見どころがあります。
スマホでの情報収集(現地の)も便利になりましたが、情報が集約されている「ガイドブック」もおすすめです。
「バルセロナ」や「マドリード」はもちろん、北スペインや南スペインの見どころも多数紹介されているため、効率よく調べる事ができます。
いつでも使える「ウェットティッシュ」
日本と「スペイン」では、食文化が異なります。
スペインでは「タパス」と呼ばれる小皿料理や、「ムール貝」「ロブスター」といった魚介類が人気で、観光の際に味わう機会も増えるかと思います。
上記のような料理を味わう時に手が汚れやすくなるため、「ウェットティッシュ」があると便利です。
乾燥対策「リップクリーム」
「スペイン」は日差しが強くて乾燥しやすい気候のため、「リップクリーム」があると便利です。
冬場は特に乾燥しやすいため、「ハンドクリーム」の用意もおすすめします。
スペインの地方観光も安心「翻訳機」
スペインでは「スペイン語」が公用語になりますが、場所によっては「英語」も通じます。
「マドリード」や「バルセロナ」のような大都市では英語が通じやすく、地方都市ではやや伝わりにくい印象があります。(相手にもよりますが…)
もし「スペイン」の地方都市も観光する場合、翻訳機があると安心できます。
スペインの基本情報
ここからは、「スペイン」の基本情報を紹介していきます。
日本からスペインへの行き方
2024年10月27日から、「成田-マドリード便(イベリア航空)」の直行便が再開されます。
上記日程までは日本からのスペインまでの直行便が無いため、他の国を経由してアクセスする形になります。
参考までに、東京から「バルセロナ」までの経由地候補と移動時間目安をまとめてみました。
経由先 | 移動時間の目安 |
ローマ(イタリア) | 17時間55分 |
ミュンヘン(ドイツ) | 18時間20分 |
フランクフルト(ドイツ) | 18時間40分 |
チューリヒ(スイス) | 18時間55分 |
ドバイ(UAE) | 20時間45分 |
ドーハ(カタール) | 23時間30分 |
スペインにある日本の大使館や領事館
「スペイン」には、3ヶ所の大使館・領事館があります。
それぞれ管轄区域が決まっていますので、事前に把握しておく事をおすすめします。
名称 | 管轄地域(州) |
在バルセロナ総領事館 | カタルーニャ バレンシア バレアレス |
在ラスパルマス領事事務所 | カナリア |
在スペイン日本国大使館 | 上記以外の州 |
スペインではシエスタに注意
日本とスペインでは文化や習慣が異なりますが、「シエスタ」もそのうちのひとつ。
「シエスタ」とは長めの昼休憩のことで、時間目安としては14時〜17時になります。
「シエスタ」の時間帯はお店などが閉まっていて、街が閑散としています。(地方は特に)
気になるお店がある場合、午前中や夕方に訪れるのがおすすめです。
日曜日はスペインの休日
日曜日はスペインの休日になります。
多くのお店が閉まるため、街は閑散としています。(地方は特に)
気になる「レストラン」や「ショップ」などがある場合は、日曜日以外で計画することをおすすめします。
なかには日曜日のランチのみ営業している「レストラン」もありますが、数は少なめです。
パエリアの美味しいレストランを探すなら、下記の記事が参考になります。
「スペイン」おすすめの都市
ガウディ建築で有名な「バルセロナ」
「バルセロナ」はスペインで2番目に人口の多い都市で、「サグラダファミリア」をはじめとしたガウディ建築や世界遺産など、見どころが豊富にあります。
「バルセロナ」の市内観光は徒歩でまわれるスポットが多く、初心者の方でも楽しみやすい特徴があります。
また、バルセロナ近郊にも魅力的な観光地が多数あり、ダリ美術館で有名な「フィゲラス」、海沿いの景色がキレイな「シッチェス」、岩山の風景と修道院が見られる「モンセラート」は必見です。
宮殿風景が魅力「グラナダ」
「グラナダ」はスペイン南部のアンダルシア州にある都市で、イスラムの雰囲気を感じられる場所です。
世界遺産の「アルハンブラ宮殿」や、古い街並みが残る「アルバイシン地区」などがグラナダ観光の見どころになります。
また、「バル巡り」や「サンニコラス広場」からの宮殿風景、サクロモンテの丘の「洞窟フラメンコ」など、夜の観光も見逃せません。
下記の記事では、グラナダ観光の見どころを詳しく紹介しています。
「スペイン」現地ツアー情報
「スペイン」は世界遺産の多い国で、地方都市を含めて見どころがたくさんあります。
限られた時間でスペイン観光を楽しむなら、現地ツアーの利用がおすすめです。
現地ツアーの人気サイト「Get Your Guide」
「Get Your Guide」は海外の企業が運営する現地ツアーサイトで、スペインの観光ツアーを多数扱っています。
「マドリード」や「バルセロナ」をはじめ、スペイン国内を網羅しているため、地方の観光も楽しみやすい特徴があります。
また、主要都市からの日帰りツアーもたくさんあるため、周遊観光にもおすすめです。
日本語ガイドツアーに参加できる「ベルトラ」
「ベルトラ」は日本の企業が運営する現地ツアーサイトで、海外ツアーに強みを持つサービスです。
基本は英語ツアーが多くなりますが、一部日本語ガイドツアーも開催中で、海外慣れしてない方にもおすすめのサイトです。
1日で複数スポットをまわれるツアーや、地方の日帰りプラン、チケットだけを予約できるプランなど、種類も豊富にあります。
個人で楽しむなら「ロコタビ」
「ロコタビ」はスペイン在住の日本人に個別連絡ができるサイトで、旅行の際に便利なサービスです。
スペインには1252人の登録があり、観光相談やスペイン語通訳、ビジネス利用など、様々な依頼に対応しています。(2023年12月時点)
現地の観光相談やガイドをしている方も多く、自分の好みに合わせてプランが決められる融通の効きやすいサービスになります。(団体ツアーより割高になりますが…)
スペイン旅行の必需品や持ち物まとめ
スペイン旅行に必要な持ち物をいくつか紹介しましたが、何かの参考にしていただけると幸いです。
「スペイン」は見どころも多く、現地の食事も美味しいところが沢山ありますが、「すり」や「置き引き」の多い国でもあります。
万全の防犯対策を行ってから、出歩くことをおすすめします。
下記の記事では、日本からバルセロナへの行き方を紹介しています。