ギリシア建築の最高峰「パルテノン神殿」をはじめ、ギリシャの首都「アテネ」では様々な古代遺跡を見ることができます。
また、夕陽がキレイな「スニオン岬」や、奇岩風景が魅力の「メテオラ」なども見逃せません。
こちらの記事では、「アテネ」の観光日数について解説しています。
【目次】
ギリシャ「アテネ観光」に必要な日数
世界遺産「アクロポリス」や「古代アゴラ」をはじめ、ギリシャの首都「アテネ」には多くの観光スポットがあります。
「アテネ」の観光スポットは徒歩でまわれるところも多く、一通り見て回るだけなら1日で観光できます。(夜のライトアップ含めて)
「アクロポリス」や「考古学博物館」など、一ヶ所に時間をかけてゆっくりまわるなら、2日〜3日あった方がスケジュールに余裕ができます。
また、「アテネ」近郊にある「メテオラ」や「デルフィ」などもまわる場合、もう1〜2日必要となります。(アテネから離れた場所にあるため、長時間の移動が必要です)
次の項目では、「アテネ観光」のモデルコースを紹介しています。
「アテネ」のホテルエリアについて知るなら、下記の記事が参考になります。
「アテネ観光」のモデルコース(1日目)
ここからは、「アテネ」を観光する際のモデルコースを紹介していきます。
1日目は、世界遺産「アクロポリス」や「古代アゴラ」などを観光するプランになります。
「アテネ」の中心部をメインにまわるプランで、徒歩での観光が可能となります。
好みや個人差がありますので、参考程度に見ていただけると幸いです。
場所 | 見どころ | |
午前 | アクロポリス | ・パルテノン神殿 ・その他の神殿や門 ・2つの劇場 ・展望台 |
午後 |
古代アゴラ | ・ヘファイストス神殿 ・アタロスの柱廊 ・アグリッパ音楽堂 |
博物館巡り | ・アクロポリス博物館 ・国立考古学博物館 ・古代アゴラ博物館 |
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夜 | アクロポリス | ・モナスティラキ広場 ・アレオパゴスの丘 |
アテネで人気の観光スポット「アクロポリス」
「アクロポリス」は、アテネでもっとも賑わう人気の観光名所。
「パルテノン神殿」や「エレクティオン神殿」をはじめ、様々な古代遺跡を見ることができます。
下記の写真は「パルテノン神殿」で、2019年に訪れたときには一部修復作業中でした。
「アクロポリス」には2つの劇場があり、こちらも見逃せません。
下記の写真は「ヘロド アッティコス音楽堂」で、アテネフェスティバルの会場にも利用されています。
アテネの注目スポット「アクロポリスビュー」
「アクロポリス」は丘の上にある聖域で、市内の色々な場所にビュースポットがあります。
観光客に人気の「アクロポリスビュー」が、下記4つのスポットです。
- リカヴィトスの丘(コロナキ広場近く)
- フィロパポスの丘(アクロポリスから徒歩圏内)
- アレオパゴスの丘(アクロポリス近く)
- モナスティラキ広場(アテネ中心部)
下記の記事では、「アテネ」の夜景スポットを紹介しています。夜の観光も楽しみたい方に、おすすめの内容です。
「アテネ観光」のモデルコース(2日目)
「アテネ」観光のモデルコース2日目は、街中にある「古代遺跡」や、海岸沿いにある「スニオン岬」をまわるプランになります。
場所 | 見どころ | |
午前 | 古代遺跡巡り | ・ハドリアヌスの門 ・ハドリアヌスの図書館 ・ゼウス神殿 ・ケラミコス ・パナティナイコ・スタジアム |
午後 |
市内散策 | ・プラカ地区 ・モナスティラキ広場 ・コロナキ広場 |
スニオン岬 | ・エーゲ海の景色 ・ポセイドン神殿 |
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夜 | リカヴィトスの丘 | ・アテネの夜景観賞 |
エーゲ海の景色が綺麗「スニオン岬」
「スニオン岬」はサンセットの名所で、エーゲ海や海岸線の景色、断崖の上にある「ポセイドン神殿」などを見ることができます。
「スニオン岬」は市内中心部から離れた場所にあるため、「現地ツアー」などで観光するのがおすすめです。
アテネを一望できる「リカヴィトスの丘」
「リカヴィトスの丘」は、アテネ中心部から少し離れた場所にあるスポットです。
「アクロポリス」のビュースポットとして人気で、市内を一望することができます。
下記の写真は夜に撮影したもので、「アクロポリス」を含めた夜の景色になります。
ギリシャ「アテネ」でおすすめのホテル
ここからは、「アテネ」の中心部にあるおすすめのホテルを紹介していきます。
「アテネ空港」からのアクセスや、市内観光もしやすい人気の宿泊施設です。
プラカ地区にある宿泊施設「セントラル ホテル」
「セントラル ホテル」は、アテネの「プラカ地区」にある宿泊施設です。
立地の良いホテルで、空港バスの停留所がある「シンタグマ広場」から徒歩でアクセスできます。また、「古代アゴラ」や「アクロポリス」への移動もスムーズで、市内観光にもおすすめの施設。
客室は清潔感があり、設備も充実しています。
市内観光に便利「アテネ シプリア ホテル」
「アテネ シプリア ホテル」はアテネの中心、「シンタグマ広場」近くの宿泊施設です。
ロケーション抜群のホテルで、市内にある多くの観光名所が徒歩圏内にあります。(地下鉄などを利用することで、より観光しやすくなります)
客室はスタイリッシュで、おしゃれな内装です。一部の客室から、「アクロポリス」を眺めることもできます。
プシリ地区にある宿泊施設「O&B アテネ ブティック ホテル」
「O&B アテネ ブティック ホテル」は、観光客で賑わう「プシリ地区」にある宿泊施設です。
「プシリ地区」には「レストラン」や「バー」など多く、夜も賑わうスポット。明るい雰囲気が好きな方には最適な場所です。
客室はモダンで、落ち着いた雰囲気の内装デザイン。部屋のスペースも広く、ゆっくりと過ごすことができます。
ロケーション最高「ザ アテネ ゲート ホテル」
「ザ アテネ ゲート ホテル」は、アテネの中心部にある宿泊施設です。
ロケーション最高のホテルで、近くに「ゼウス神殿」や「ハドリアヌスの門」、「アクロポリス博物館」などがあります。
また「アクロポリス」もホテルから徒歩圏内にあり、古代遺跡観光を存分に楽しめます。
ホテル内は清潔感があり、とても綺麗です。部屋の設備も充実しています。
ギリシャ「アテネ」の場所
「アテネ」はギリシャの首都で、古代遺跡や修道院、そして「エーゲ海」の美しい島など、多くの見どころがあります。
日本からの移動時間は約16時間で、時差は7時間。
「ギリシャ」は地中海性気候のため、年間を通して過ごしやすい気温です。(冬の気温は7~12度)
「アテネ空港」から市内へのアクセス方法
「アテネ空港」から市内への移動ですが、「地下鉄」「バス」「タクシー」などを利用する形になります。
もっとも早い交通手段は「タクシー」で、約30分で市内中心部までアクセスできます。
もっとも安い移動手段は「バス」で、6ユーロで市内中心部までアクセスできます。
「アテネ空港」のバス乗り場ですが、到着ゲートを出て右側にあります。チケット窓口は、乗り場近くにあります。
ギリシャ「アテネ」の治安
「ギリシャ」の治安は比較的安定していますが、「アテネ」では「すり」や「置き引き」などが多発しています。
「在ギリシャ日本国大使館」の情報によると、2019年には120件の邦人被害が発生しています。約8割が「すり」による手口となります。
「アテネ」で気をつけたい場所としては、下記などがあります。
- 地下鉄駅、電車内
- 「レストラン」や「カフェ」などの店舗内
- ホテルのロビー
- 混雑する観光スポット
下記の記事では、「アテネ」の治安について紹介しています。
「ギリシャ」基本情報
ここからは「ギリシャ旅行」に役立つ情報を紹介していきます。
「ギリシャ」では英語が通じる?
「ギリシャ」の公用語は「ギリシア語」です。「アテネ」や「サントリーニ島」などの人気スポットでは普通に「英語」が通じますが、地方の田舎町などでは英語が伝わりにくいケースもあります。
また、比較的若い人であれば「英語」が伝わりやすく、高齢の方になると「英語」が通じにくい場合があります。
「英語」や「ギリシア語」に不安のある方には、高精度な翻訳機「ポケトーク」の利用がおすすめです。
「ポケトーク」は世界70言語に対応している翻訳機で、海外旅行に役立つアイテムとして注目を集めています。
「ポケトーク」は「ギリシア語」にも対応しているため、現地での会話にも困りません。
ギリシャ「アテネ」のホテルエリア
「アテネ」で宿泊するなら、「シンタグマ広場」「プラカ地区」「モナスティラキ広場」周辺のホテルがおすすめです。
「シンタグマ広場」には空港バスの停留所があり、空港アクセスにとても便利です。
「プラカ地区」や「モナスティラキ広場」は市内中心部にあるスポットで、アテネ観光にとても便利です。
「アテネ」の観光名所は徒歩で周れるスポットが多いため、初心者の方でも安心して観光を楽しめます。
日本から「アテネ」への行き方
日本から「アテネ」へ行く場合、他の国を経由してアクセスする形になります。
最短でアクセスするなら「トルコ(イスタンブール)」を経由するのがスムーズで、約16時間で「アテネ」まで移動できます。
航空券を安く抑えるなら中東(カタール、ドバイ)を経由するのがおすすめです。
東京から「アテネ」までの飛行時間については、下記の表を参考にしてください。
経由先(空港) | 国 | 飛行時間 |
イスタンブール | トルコ | 15時間40分 |
ドーハ | カタール | 17時間30分 |
ミュンヘン | ドイツ | 18時間15分 |
ドバイ | UAE | 20時間55分 |
「ギリシャ」で使われる通貨
「ギリシャ」で使われる通貨は「ユーロ」になります。(2023年11月4日時点のレートで、1ユーロ=160.32円)
日本国内や現地の「空港」、市内などで外貨両替することができます。
「ギリシャ」は「すり」の多い国で、現金よりも「クレジットカード」の利用が安全です。
観光客が訪れる場所では、多くの店舗などで「クレジットカード」が使えます。チップ用に小額の現金を所持し、メインの支払いにカードを利用するのがおすすめです。
「アテネ」冬の観光について
「アテネ」は地中海性気候で、一年を通して温暖な気温になります。
夏は日差しが強くて、暑くなります。冬の気温は7〜15度くらいで、東京よりも暖かくなります。
2019年1月に「アテネ」へ行った事がありますが、日中は比較的暖かく、外の観光もしやすかったです。(朝、晩は冷えます)
冬場は航空券の料金も安くなり、旅行費用を安く抑えることも可能です。
冬にヨーロッパ旅行へ行くなら「ギリシャ」がおすすめです。
「ギリシャ」おすすめの観光スポット
世界遺産の「メテオラ」や「デルフィ」をはじめ、「ギリシャ」には「アテネ」以外にも様々な見どころがあります。
ここからは「ギリシャ」でおすすめの観光スポットを3つ紹介していきます。
巨岩の風景が特徴「メテオラ」
「メテオラ」はギリシャの世界遺産で、「カランバカ」という場所にあります。
「アテネ」から列車でアクセス可能で、移動時間の目安は約4時間です。
「メテオラ」では巨岩の風景や、岩山の上にある修道院巡り、そして「ハイキング」などを楽しむことができます。
私が「メテオラ」を訪れた時には雪が積もり、普段見られない景色を鑑賞できました。
エーゲ海の人気スポット「サントリーニ島」
「サントリーニ島」はエーゲ海にある島で、「ギリシャ」でも人気の観光地です。
青い屋根の教会や、白い壁の家、古代遺跡やキレイな海など、見どころがたくさんあります。
観光客に人気なのが「イア」というスポットで、美しい街並みや、「サンセット(夕陽)」を見ることができます。
「アテネ」から「サントリーニ島」への行き方については、下記の記事が参考になります。
素朴な雰囲気が魅力「パロス島」
「パロス島」はエーゲ海にある小さな島で、あまり観光地化されていない穴場スポットです。
「パロス島」は小さな田舎町で、街並みはとても綺麗です。
下記写真のような風景を見ながら、のんびりとした時間を過ごせます。
「アテネ」の現地ツアー情報
「アクロポリス」や「スニオン岬」をはじめ、「アテネ」には魅力的なスポットがたくさんあります。
より多くの観光スポットをまわるなら、現地ツアーの利用が便利です。
「アテネ」の観光プランが充実
現地ツアーの専門サイト「Get Your Guide」には、「アテネ」の観光プランが沢山あります。
半日から参加できるプランや、1日かけて複数スポットをまわれるプランまで、様々な種類があります。
また、「アクロポリス」や「アテネ国立考古学博物館」など、入場券のみ手配できるプランもあり、好みに合わせて選ぶことができます。
現地ツアーを利用して「アテネ」近郊の世界遺産、「メテオラ」や「デルフィ」を観光することも可能です。
日本語サポートのある現地ツアーなら「ベルトラ」
日本の企業が運営する現地ツアーサイトでおすすめなのが、「ベルトラ」になります。
「ベルトラ」は海外の現地オプショナルツアー専門サイトで、「ギリシャ」の観光プランも多数開催しています。
日本の企業が運営していることで、日本語での「問い合わせ」や「サポート」にも対応しています。(現地でのツアー開催企業とのやり取りは、英語になります)
また、過去にツアー参加した人の体験談なども多く、旅行計画の参考にもできます。
「アテネ」のプライベートツアー
自分のペースで「アテネ」観光を楽しみたい方には、「ロコタビ」の利用がおすすめです。
「ロコタビ」は「アテネ」在住の日本人に個別相談できるサービスです。現地の観光案内や「レストラン」の予約代行、空港送迎など、様々な依頼に対応しています。
例えば半日、もしくは1日観光案内を依頼することも可能で、興味があるスポットだけをまわる事ができます。
ギリシャ「アテネ」観光に必要な日数まとめ
「アテネ」の観光日数ですが、一通り見てまわるだけなら1日で観光できます。
「アクロポリス」や「考古学博物館」など、じっくり観光するなら、2日〜3日必要となります。
「アテネ」近郊エリアも観光する場合、もう1〜2日あるとスケジュールに余裕がでてきます。
下記の記事では、「アテネ」から「メテオラ」への行き方を紹介しています。