中東の航空会社「エミレーツ航空」ではロイヤリティプログラム「スカイワーズ」を展開しており、会員向けに様々な特典を用意しています。
「スカイワーズ」会員の方はフライトのたびに「ティアマイル」と「スカイワーズマイル」を貯めることができ、座席のアップグレードなどに利用することができます。
コチラの記事では「ティアマイル」に焦点を当てて、詳しく解説しています。
【目次】
エミレーツ スカイワーズ「ティアマイル」について
「エミレーツ航空」は「スターアライアンス」や「スカイチーム」、「ワンワールド」といった航空連合に加盟しておらず、独自のマイレージプログラム「エミレーツ スカイワーズ」を展開しています。
「エミレーツ スカイワーズ」への入会は無料で、会員になるとフライト毎に「スカイワーズマイル」や「ティアマイル」を貯めることができます。
「スカイワーズマイル」と「ティアマイル」の違い
「エミレーツ スカイワーズ」への入会後、「エミレーツ航空」や「フライドバイ」を利用するたびに「スカイワーズマイル」や「ティアマイル」を貯めることができます。
「スカイワーズマイル」が一定数貯まった場合、特別航空券に交換したり、「エコノミークラス」から「ビジネスクラス」へのアップグレードに利用できます。
「ティアマイル」は「会員ランク」を把握するためのマイルで、実際に使用することができません。
マイルの種類 | 使い道 |
スカイワーズマイル | ・特別航空券に交換 ・座席のアップグレードに使用 |
ティアマイル | ・会員ランクを把握するために使用 |
「エミレーツ スカイワーズ」会員ランクとは?
「エミレーツ スカイワーズ」には4つの会員ランクがあります。
会員ランクに応じて、特典サービスの内容が変わってきます。
「エミレーツ スカイワーズ」に入会後、まずは「ブルー会員」からスタートします。
「エミレーツ航空」や「フライドバイ」でのフライト利用時に「ティアマイル」が貯まり、指定条件をクリアすることで一つ上の「会員ティア」にランクアップできます。
例えば「ブルー会員」から「シルバー会員」にランクアップするためには、25000ティアマイルを獲得、もしくは加算対象となるフライトを25回利用のどちらかが必要になります。
会員ランク | ティアマイル数 | フライト数 |
シルバー | 25000 | 25回 |
ゴールド | 50000 | 50回 |
プラチナ | 150000 | – |
「エミレーツ スカイワーズ」会員特典について
「エミレーツ スカイワーズ」会員になると、様々な特典サービスを受けることができます。
数ある特典の中から、特に魅力的な特典サービスを3つ紹介していきます。
「スカイワーズ マイル」を利用してアップグレード
「エミレーツ スカイワーズ」会員になると、「スカイワーズマイル」を使って「航空券予約」や「座席のアップグレード」ができるようになります。
「エミレーツ航空」A380型機(エアバス)の「ビジネスクラス」は1-2-1列シートで、客室の空間がとても広くて解放感があります。
空港での優先チェックイン
「エミレーツ スカイワーズ」の「シルバー会員」以上になると、ビジネスクラスカウンターでの優先搭乗手続きができます。
「エコノミークラス」のチェックインカウンターは混雑していますが、「ビジネスクラス」のチェックインカウンターは順番待ちの必要がありません。
ドバイ空港にある「エミレーツ ビジネスクラス ラウンジ」の利用
「エミレーツ スカイワーズ」の「シルバー会員」以上の方は、ドバイ空港にある「エミレーツ ビジネスクラス ラウンジ」が無料で利用できます。
「ラウンジ」はとても広々していて、「フードメニュー」や「ドリンクメニュー」などが多数揃っています。
「ゴールド会員」以上の方は、世界中の「エミレーツ提携ラウンジ」を利用することができます。
「エミレーツ スカイワーズ」ティアマイルの貯め方
「ティアマイル」の貯め方ですが、下記3点のみとなります。
- エミレーツ航空を利用する
- フライドバイを利用する
- 別の航空会社が運航するコードシェア便(エミレーツが販売したもの)
「ティアマイル」計算方法について
「ティアマイル」の計算方法ですが、下記3点を基に「スカイワーズマイル」同様のレートで計算されます。
- 航空券の運賃
- 搭乗区間
- 搭乗クラス
より多くの「ティアマイル」を貯めるには
航空券の運賃によって、獲得できる「ティアマイル」が変わります。
例えば「羽田」から「ドバイ」までのフライトで獲得できる、運賃別の「ティアマイル」は下記のようになります。
運賃(往復) | ティアマイル数 |
Special運賃 | 1350 |
Saver運賃 | 2700 |
Flex運賃 | 6750 |
Flex Plus運賃 | 9000 |
ちなみに「ビジネスクラス」の場合、「羽田」から「ドバイ」までのフライトで獲得できる、運賃別の「ティアマイル」は下記のようになります。
運賃(往復) | ティアマイル数 |
Special運賃 | 9000 |
Saver運賃 | 11250 |
Flex運賃 | 15750 |
Flex Plus運賃 | 17100 |
「ティアマイル」シュミレーション
一回のフライトで、どのくらいの「ティアマイル」が貯められるのか?
気になる方も多いかと思います。
「エコノミークラス」で日本から「中東」、「ヨーロッパ」、「アフリカ」へ移動した場合に獲得できる「ティアマイル」は、下記のようになります。
羽田からドバイ(往復)
運賃(往復) | ティアマイル数 |
Special運賃 | 1350 |
Saver運賃 | 2700 |
Flex運賃 | 6750 |
Flex Plus運賃 | 9000 |
羽田からパリ(往復)
運賃(往復) | ティアマイル数 |
Special運賃 | 1400 |
Saver運賃 | 4200 |
Flex運賃 | 10500 |
Flex Plus運賃 | 14000 |
成田からモロッコ(往復)
運賃(往復) | ティアマイル数 |
Special運賃 | 1500 |
Saver運賃 | 4500 |
Flex運賃 | 11250 |
Flex Plus運賃 | 15000 |
「エミレーツ スカイワーズ」有効期限
「ティアマイル」の有効期限ですが、会員アカウントに「ティアマイル」が記録された日から13ヶ月(最大)となります。
例えば、私の場合は2019年2月に「ゴールド会員」にランクアップしたのですが、「ゴールド会員」の資格を更新するためには2020年2月29日までに下記どちらかの条件をクリアしなければなりません。
- 2020年2月29日までに「48650ティアマイル」を獲得する
- 2020年2月29日までに、加算対象となる49本のフライトを利用する
「ティアマイル」の購入や譲渡
「ティアマイル」を譲渡したり、購入することはできません。
下記3点のいずれかで、「ティアマイル」を貯める形になります。
- 「エミレーツ航空」を利用する
- 「フライドバイ」を利用する
- 別の航空会社が運航するコードシェア便(エミレーツが販売したもの)
「ドバイ」おすすめの観光スポット
飛行機の乗り継ぎで「ドバイ空港」を利用する場合、待ち時間によって「ドバイ観光」を楽しむことも可能です。
「ドバイ空港」からアクセスしやすい、人気のスポットを2つ紹介していきます。
中東の雰囲気漂う旧市街「オールドドバイ」
「オールドドバイ」はドバイクリーク沿いにある観光名所で、昔の「ドバイ」を感じられる場所。
大勢の人達で賑わう「スーク(中東市場)」や、過去の歴史を学べる「ドバイ博物館」、そしてアラブの伝統的な建築や装飾が残る「バスタキヤ地区」など、見どころが豊富にあります。
下記の記事では、「オールドドバイ」の見どころを紹介しています。
優雅な時間を過ごせる「ドバイマリーナ」
「ドバイマリーナ」は海沿いにある観光スポットで、「高層ビル」や「レジデンス」などがずらりと並んでいます。
海に近い立地という事もあり、「クルーズ船」や「ボート」などが多数停泊しています。
ドバイマリーナでは「マリーナ ウォーク」という遊歩道が人気で、ゆっくりと散歩しながら近未来的なドバイの景色を眺められます。
ドバイ観光の定番「ブルジュハリファ」
「ブルジュハリファ」はドバイの定番スポットで、市内中心部の「ダウンタウン」にあります。
地上からの高さは828mで、見た目のインパクトは絶大。少し離れたところから写真を撮るのがおすすめです。
「ブルジュハリファ」の内部にも入場可能で、124〜125階の展望台から「ドバイ」の街並みを見下ろせます。
展望台は観光客に人気で、時間帯によっては混雑します。スムーズに入場するなら、チケットの事前予約がおすすめです。
エミレーツ スカイワーズ「ティアマイル」まとめ
エミレーツ スカイワーズ「ティアマイル」について解説しましたが、「シルバー会員」になると特典内容が豪華になります。
私が「シルバー会員」の時に一番魅力を感じた特典が、ドバイ空港にある「エミレーツ ビジネスクラス ラウンジ」が無料で利用できるという点です。
日本にある空港ラウンジとは比べ物にならないくらいラウンジの面積が広く、造りも非常に豪華です。
複数メニューから選べる食事やアルコールをはじめ、モエ・エ・シャンドンの「シャンパンバー」、英国の有名カフェチェーン「Costa Coffee(コスタ コーヒー)」がラウンジ内にあり、全て無料で楽しむことができます。
ドバイ空港にある「エミレーツ ビジネスクラス ラウンジ」の魅力については、下記の記事で解説しています。
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