『エミレーツ航空』で航空券を予約する際、「Saver」や「Flex」など複数の運賃が画面上に表示されます。
とりあえず安い運賃を予約しよう!そうお考えの方もいらっしゃるかと思います。
安い運賃には最低限のサービスのみが提供され、少し高めの運賃にはそれ相応の付加価値が付いたサービスが提供されます。
こちらの記事では、「エコノミークラス」の運賃タイプによる特典サービスの違いについて解説しています。
【目次】
エミレーツ航空の運賃タイプによるサービス内容の違い
航空券を予約する際、購入する運賃タイプによって「事前座席指定」や「受託手荷物許容量」などの特典内容がガラリと変わってきます。
例えば、「エコノミークラス」で「羽田空港」から「ドバイ空港」までのフライト便を検索した場合、下記のような画面が表示されます。
最安値の「Saver運賃」には最低限のサービスが付いている程度で、最も運賃が高い「Flex Plus」になると自由度が高いサービス内容になっています。

ここからは『エミレーツ航空』の7つのサービスをピックアップし、運賃タイプによるサービス内容の違いについて詳しく紹介していきます。
事前座席指定
『エミレーツ航空』の事前座席指定ですが、航空券の運賃タイプによって料金設定が変わります。
「Special運賃」や「Saver運賃」は事前の座席指定が有料になります。
「Flex運賃」は「レギュラーシート」のみ座席指定が無料で、それ以外のシートを希望する場合は有料となります。
「Flex Plus運賃」の場合、「レギュラーシート」や「プリファードシート(A380型機2階席を除く)」」の座席指定が無料です。それ以外のシートを希望する場合は有料となります。
運賃タイプ | 座席指定の料金 |
Special | 有料 |
Saver | 有料 |
Flex | レギュラーシートのみ無料 |
Flex Plus | 一部無料 |
『エミレーツ航空』の事前座席指定については、下記の記事が参考になります!
受託手荷物許容量
航空券の運賃タイプによって、受託手荷物の許容量が変わります。

2019年2月4日以前は「Special運賃」は20kgまで、「Saver運賃」は30kgまで許容されていましたが、現在は下記のような形になります。
運賃タイプ | 受託手荷物の許容量 |
Special | 15kg |
Saver | 25kg |
Flex | 30kg |
Flex Plus | 35kg |
獲得マイル
『エミレーツ航空』のフライトで獲得できるマイル数は、航空券の運賃タイプによって変わります。
例えば「羽田空港」から「ドバイ空港」を往復した場合、運賃タイプによって獲得できるマイル数が下記のようになります。
運賃タイプ | 獲得マイル数 |
Special | 1350 |
Saver | 2700 |
Flex | 6750 |
Flex Plus | 9000 |
ちなみに「エミレーツ・スカイワーズ会員」でシルバー以上になると、フライト毎にボーナスマイルが付与されます。
具体的な付与率については、下記表のようになります。
会員クラス | シルバー | ゴールド | プラチナ |
獲得マイル | 25% | 50% | 75% |
獲得ティアマイル
「マイル」同様、「ティアマイル」についても航空券の運賃タイプによってティアマイル数が変わります。
例えば「羽田空港」から「ドバイ空港」を往復した場合、運賃タイプによって獲得できるティアマイル数が下記のようになります。
運賃タイプ | 獲得ティアマイル数 |
Special | 1350 |
Saver | 2700 |
Flex | 6750 |
Flex Plus | 9000 |
「ティアマイル」とは、『エミレーツ航空』の会員ランクを把握するためのマイルです。
会員ランク毎に設定された「ティアマイル数」を貯めることでランクアップし、様々な特典サービスを受けることができます。
会員ティア | ティアマイル | フライト数 |
シルバー | 25000 | 25 |
ゴールド | 50000 | 50 |
プラチナ | 150000 | – |
ビジネスクラスへのアップグレード
「エコノミークラス」から「ビジネスクラス」へのアップグレードですが、こちらも航空券の運賃タイプによって必要マイル数が異なります。

例えば「羽田空港」から「ドバイ空港」を往復した場合、運賃タイプによってビジネスクラスへのアップグレード条件が下記のようになります。
運賃タイプ | 必要マイル数 |
Special | – |
Saver | 81250 |
Flex | 54600 |
Flex Plus | 42000 |
変更手数料
航空券を予約したあと、日程などを変更したい場合もあるかと思います。
そういった場合、「Flex運賃」や「Flex Plus運賃」であれば調整することもできます。
運賃タイプ | 変更手数料 |
Special | 不可 |
Saver | 不可 |
Flex | 10,000円 |
Flex Plus | 無料 |
払い戻し手数料(キャンセル)
『エミレーツ航空』で予約した航空券をキャンセルする場合、運賃タイプによって条件が変わります。
2~3か月先の予定を立てる場合、予約後でも調整可能な「Flex運賃」もしくは「Flex Plus運賃」がオススメです。
運賃タイプ | 変更手数料 |
Special | 不可 |
Saver | 不可 |
Flex | 30,000円 |
Flex Plus | 無料 |
運賃タイプによるサービス内容の違いまとめ
『エミレーツ航空』の運賃タイプの違いや特典について解説しましたが、安さを求めるなら「Special運賃」や「Saver運賃」がおすすめです。
事前座席指定やマイルなど、フライトでの特典サービスを求めるなら「Flex運賃」や「Flex Plus運賃」がおすすめです。
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