世界一プロジェクトの開発が進むドバイには、「ブルジュハリファ」や「ドバイフレーム」をはじめ、様々な見どころがあります。
日本からの観光客も年々増加傾向で、2019年には約11万人の日本人旅行客が「ドバイ」を訪れました。(ドバイ政府観光・商務局 調べ)
こちらの記事では、ドバイの旅費について解説しています。
【目次】
「ドバイ」の物価は日本よりも少し高く、宿泊するエリアによって「ホテル代」や「食費」などが大幅に変わってきます。
また、日本からの「移動」や「滞在期間」、「入場する施設」や「現地ツアー」の利用など、ドバイでの過ごし方によって旅費の部分が決まってきます。
2019年2月と4月、2020年2月に「ドバイ」へ行きましたが、その時にかかった旅費の内訳を紹介していきます。
期間は3泊5日で、1泊1万円以下で泊まれるホテルが多い「ディラ地区」に宿泊しました。
項目 | 費用 |
航空券(直行便) | 100,000円 |
宿泊費(ディラ地区) | 30,000円 |
入場料 | 10,000円 |
現地ツアー | 20,000円 |
プライベートツアー | 35,000円 |
市内の移動費 | 2,500円 |
食費 | 10,000円 |
日本から「ドバイ」への移動ですが、「直行便」と「乗り継ぎ便」があります。
「移動時間」や「料金」など、それぞれの違いについて解説していきます。
直行便の場合、「エミレーツ航空」を利用します。
日本から「ドバイ」までの航空券ですが、約10万円前後が目安になります。(往復の航空チケット料金)
最も安い時期が「1月」で、約9万円前後となります。観光客が多くなる「4月」や「5月」などは航空券の料金も上がり、約11~12万円前後になります。
エミレーツ航空は「羽田空港」「成田空港」「関西空港」から利用可能で、日本からの移動時間は下記のようになります。
利用空港 | 移動時間 |
羽田空港 | 10時間45分 |
成田空港 | 10時間40分 |
関西空港 | 10時間5分 |
航空券の料金については、下記の表を参考にしてください。
利用空港 | 料金(往復) |
羽田空港 | 8~10万 |
成田空港 | 8~10万 |
関西空港 | 9~12万 |
乗り継ぎ便の場合、「香港」や「スリランカ」などを経由する流れになります。
日本から「ドバイ」までの移動時間は、下記のようになります。
経由先 | 移動時間 |
香港 | 15時間10分 |
バンダラナイケ | 15時間20分 |
航空券の料金については、下記の表を参考にしてください。
航空会社 | 料金(往復) |
キャセイパシフィック航空 | 8~10万 |
スリランカ航空 | 10~11万 |
「ドバイ」のホテルですが、宿泊するエリアによって金額が変わってきます。
参考までに3つの「人気エリア」をピックアップして、宿泊費の目安を紹介していきます。
「ディラ地区」は宿泊費が安いエリアで、1泊1万円以下のホテルが沢山あります。
「ドバイ空港」との距離も近いため、スーツケースを持っての移動が楽です。
「ドバイ」らしい高級感のある雰囲気とは無縁の地区ですが、物価が安くて滞在しやすい場所です。
「ロイヤル コンチネンタル」は、ドバイ空港近くの「デイラ地区」にある宿泊施設です。
空港から近い距離にあるホテルで、大きな荷物を持っての移動もスムーズです。
また、ホテル近くに「ショッピングモール」や「地下鉄駅」があり、市内観光もしやすい施設です。
客室は広々としていて、落ち着いた雰囲気の内装デザインです。
「ダウンタウン」はドバイの中心部で、「ドバイモール」や「ブルジュハリファ」などがある場所です。
観光客に人気のエリアで、「ドバイマリーナ」や「ドバイフレーム」など、周辺スポットにもアクセスしやすい特徴があります。
宿泊費の目安は、1泊2万〜4万円くらいになります。「ホテル」によっては、客室から「ブルジュ ハリファ」や「噴水ショー」を眺められる所もあり、贅沢な時間を楽しめます。
「マンジル ダウンタウン」は、ドバイの中心部「ダウンタウン」にある宿泊施設です。
好立地の4つ星ホテルで、「ドバイモール」や「ブルジュハリファ」などが近場にあります。また、噴水ショーが見られる「ドバイファウンテン」にもアクセスしやすいため、夜でもゆっくりとショーを楽しめます。
ホテル内はアラブ風の造りで、エキゾチックな雰囲気を感じられます。
「ダウンタウン」や「ジュメイラビーチ」、「パームジュメイラ」には、4つ星の高級ホテルが沢山あります。
優雅な時間を楽しみたい方におすすめで、宿泊費の目安は1泊3万~5万円くらいになります。
「オーシャン ビュー ホテル」は、ドバイの高級リゾート「ジュメイラビーチ」にある宿泊施設です。
ロケーション最高のホテルで、海の景色や、世界一の高さを誇る観覧車「ドバイアイ」を眺めることができます。
館内や客室はスタイリッシュで、華やかな雰囲気の内装デザイン。部屋のスペースも広く、快適に過ごせます。
入場料が必要となるスポットは多数ありますが、一部を紹介していきます。
高さ828mの高層タワー「ブルジュハリファ」は、ドバイの人気スポット。
上層階にある展望台から、「ドバイ」の街並みを眺められます。
「ブルジュハリファ」の展望台は有料で、別途「入場料」が必要となります。
階数 | 名称 | 料金(目安) |
124~125 | アットザトップ (高さ452m) | 5,600円 |
148 | アットザトップ スカイ (高さ555m) | 13,000円 |
152~154 | ザ ラウンジ (高さ585m) | 18,600円 |
現地ツアーの専門サイト「Get Your Guide」から、「ブルジュハリファ」の展望台チケットを予約できます。
「ドバイフレーム」は額縁型の建物で、ドバイの新名所。
建物の1〜2階には、「昔のドバイ」や「未来の映像」が見られるミュージアムがあります。
額縁の上部が展望台になっていて、「オールドドバイ」と「ニュードバイ」の景色を眺められます。
下記の写真は「ニュードバイ」の景色になります。
「ドバイフレーム」の入場料は「52.50AED」で、「現地窓口」や「現地ツアーサイト」からチケット購入できます。
「ドバイミラクルガーデン」は砂漠地帯にあるスポットで、毎年11月~5月の期間で営業しています。
「ハーツパッセージ」や「ビッグテディベア」をはじめ、多数の花デザインを楽しめるのが「ミラクルガーデン」の特徴で、写真スポットが至る所にあります。
「ドバイミラクルガーデン」の入場料は「55AED」となります。
「ドバイ水族館」はドバイモール内にあるレジャースポットで、巨大な水槽に約3万匹の海洋生物が住んでいるといわれています。
「サメ」や「エイ」などが間近で鑑賞できるため、とても迫力があります。
「ドバイ水族館」の入場チケットですが、公式サイトや現地窓口、現地ツアーサイトから購入できます。
砂漠地帯での観光や、ペルシャ湾での遊覧船など、ドバイ市内以外にも魅力的なスポットがあります。
ここからは現地ツアーの詳細や、費用感などを紹介していきます。
ドバイでは「デザートサファリ」が人気で、砂漠での「ドライブ」や「ラクダ乗り体験」をはじめ、「水タバコ」や「ベリーダンスショー」など、様々なアトラクションが楽しめます。
「デザートサファリ」でしたら現地ツアーを利用するのがおすすめで、ホテルの往復送迎や食事、各種アトラクション込みで、約1万円で参加できます。
現地ツアーの専門サイト「Get Your Guide」から、「デザートサファリツアー」の予約ができます。
「ドバイマリーナ」では、ペルシャ湾からドバイの街並みを鑑賞できる「ボートツアー」が人気です。
特に人気なのが「イエローボートツアー」で、世界一高い観覧車「ドバイアイ」や「アトランティス ザ パーム」、7つ星ホテルの「ブルジュ アル アラブ」を海側から眺めることができます。
「イエローボートツアー」には3つのプランがあり、利用時間によって移動できる距離が変わってきます。
時間 | 料金 | 見どころ(一部紹介) |
60分 | 7,020円 | ・カヤンタワー ・プリンセスタワー ・ジュメイラビーチ ・ドバイアイ(観覧車) |
75分 | 8,482円 | ・カヤンタワー ・プリンセスタワー ・ジュメイラビーチ ・ドバイアイ(観覧車) ・高層レジデンス ・高級リゾートホテル ・アトランティス ザ パーム |
99分 | 11,992円 | ・カヤンタワー ・プリンセスタワー ・ジュメイラビーチ ・ドバイアイ(観覧車) ・高層レジデンス ・高級リゾートホテル ・アトランティス ザ パーム ・ブルジュアルアラブ |
現地ツアーの専門サイト「Get Your Guide」から、「ボートツアー」の予約ができます。
「ドバイ」は公共交通機関が発達していて、「メトロ」「バス」「トラム」での移動がとても便利。
市内の観光スポットにも、スムーズにアクセスできます。
観光目的で「ドバイ」へ行くなら1dayチケットの利用がおすすめで、「メトロ」「バス」「トラム」に乗り放題となります。
1dayチケットの料金は「22AED」で、メトロ乗り場の自動販売機からチケット購入できます。
1dayチケットの買い方については、下記の記事が参考になります。
世界最大の人工島「パームジュメイラ」へ行く場合、「タクシー」もしくは「モノレール」を利用する形になります。
「モノレール」の料金については、下記の表を参考にしてください。
片道 | 20AED |
往復 | 30AED |
「ドバイ」での食費ですが、利用する場所によって変わってきます。
「街」や「モール」にあるレストランを利用する場合、約1,500〜3,500円くらいかかります。
高級ホテルのレストランを利用する場合、約8,000~20,000円くらいかかります。
「モール」にあるフードコートを利用する場合、約1,000〜1,500円くらいかかります。
「マクドナルド」や「ケンタッキー」などの有名チェーンや、「ケバブ」や「スイーツ」などが食べれる店舗もあります。(お店の数も多く、毎日通っても飽きることがありません)
ここからは、「ドバイ」観光に役立つ情報を5つ紹介していきます。
「ドバイ」は中東の観光都市で、海外企業の進出や旅行者も増加傾向で、近年急速に発展を遂げています。
厳格な入国管理を実施することで、現地の治安も良い状態が保てている形となります。
過去に3回「ドバイ」へ行き、夜の観光含めて色々な場所をまわりましたが、東京と同じくらい治安が良い印象でした。
「すり」や「置き引き」には注意が必要ですが、あまり神経質にならなくても大丈夫です。
下記の記事では、「ドバイ」の治安について解説しています。
「ドバイ旅行」へ行くなら、3泊5日の観光プランがおすすめです。
観光に使える期間が「3日」あれば、「ドバイ」の主要な観光スポットを一通り見ることができます。
多くの観光スポットは「メトロ」でアクセスできるため、事前に観光プランをまとめておくとスムーズにまわれます。
「アブダビ」も含めて観光する場合、もう1日プラスする形が理想です。
下記の記事では、「ドバイ観光」のモデルコースを紹介しています。初めて「ドバイ」へ行かれる方は、参考にしてみてください。
「ドバイ」では超高層タワー「ブルジュハリファ」や、7つ星ホテル「ブルジュ アル アラブ」などが注目されていますが、新しいスポットも見逃せません。
海沿いにある「ドバイアイ」は世界一の高さを誇る観覧車で、2021年10月にオープンしました。
観覧車の高さは250mで、海沿いの景色を存分に楽しめます。(入場料は130AED)
2021年4月にオープンした「ザ ビュー アットザパーム」は、ドバイの人工島「パームジュメイラ」を見下ろせる注目のスポット。
「パームタワー」の52階から、美しい景色を眺められます。(地上からの高さは240m)
「ドバイ旅行」へ行くなら、少し気温が下がる11月~3月頃がおすすめです。このタイミングでしたら、外の観光もしやすい時期です。
これまで何度か「ドバイ」へ行きましたが、私の場合は「2月」や「4月」に行くようにしています。(4月後半は暑くなります…)
逆に4月後半~10月頃までは日差しが強く、気温も上がります。(外の観光がしにくい状況)
また、夏の「ドバイ」は湿気が多く、あまりおすすめできない時期になります。
下記の記事では、「ドバイ観光」のベストシーズンについて解説しています。
日本から「ドバイ」へ行く際に利用するのが、直行便の「エミレーツ航空」です。
2023年4月時点で「羽田空港」や「成田空港」、「関西空港」から「エミレーツ」に乗ることができます。
「ドバイ」行きのフライト時刻表は、下記となります。
フライト | 出発時刻 | 到着時刻 |
羽田 ⇒ ドバイ | 00:05 | 06:20 |
ドバイ ⇒ 羽田 | 07:50 | 22:35 |
成田 ⇒ ドバイ | 22:30 | 04:10 |
ドバイ ⇒ 成田 | 02:40 | 17:35 |
大阪 ⇒ ドバイ | 23:45 | 04:50 |
ドバイ ⇒ 大阪 | 03:00 | 17:15 |
「ドバイ」の旅行費用を安く抑えたい場合、「Special」や「Saver」運賃の航空券を購入したり、宿泊費の安いエリアに泊まるのがおすすめです。
宿泊エリアのおすすめは「ディラ地区」周辺で、1泊1万円以下で泊まれるホテルが沢山あります。
「ディラ地区」は「ドバイ空港」の近場にあるため、空港からの移動もスムーズです。