情熱の国「スペイン」では40を超える世界遺産や、ガウディをはじめとした「モデルニスモ建築」、本場の「フラメンコショー」など、多くの見どころがあります。
「スペイン」では首都の「マドリード」や「バルセロナ」が注目されがちですが、イスラムの雰囲気あふれる「アンダルシア地方」も魅力的なスポットが多く、見逃せません。
こちらの記事では、日本から「スペイン」への行き方について解説しています。
「スペイン」の場所
「スペイン」はヨーロッパ南部「イベリア半島」にある国で、世界有数の観光大国。
重厚な街並みが広がる「マドリード」や、ガウディ建築が魅力の「バルセロナ」、そしてイスラムの雰囲気漂う「アンダルシア地方」など、各地方で異なる雰囲気を楽しむことができます。
また、「フランス」や「ポルトガル」にもアクセスしやすく、日帰りや周遊観光先としても人気があります。
日本と「スペイン」の時差
日本とスペインの時差は8時間になります。
例えば日本が17時のとき、スペインは朝9時という形。
日本から「スペイン」への直行便(成田空港)
日本から「スペイン」までの直行便ですが、2024年10月27日からイベリア航空「成田~マドリード便」のフライトが再開されます。
成田空港からのフライトは、月曜・金曜・日曜日となります。
マドリード空港からのフライトは、木曜日・土曜日・日曜日となります。
フライト便 | 出発時刻 | 到着時刻 |
IB282(成田発) | 12:20 | 20:20 |
IB281(マドリード発) | 12:00 | 10:10 +1 |
日本から「スペイン」への行き方
ここからは、日本から「スペイン」への行き方について解説していきます。
定番の観光先である「マドリード」「バルセロナ」「アンダルシア」へのアクセス方法を、それぞれ紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
日本から「マドリード」への行き方
日本から「マドリード」への行き方ですが、他国を経由してアクセスする形になります。(2024年10月27日から「成田-マドリード便」の直行便が再開されます)
日本から「アジア(香港)」「中東(ドバイ、カタール)」「ヨーロッパ(オーストリア、スイスなど)」を経由して、「マドリード」へアクセスする流れになります。
日本から「マドリード」行きの航空券ですが、約12万円が目安となります。(往復の航空チケット料金)
「2月」が最も航空券が安くなる時期で、約9万円となります。「4月」や「8月」は航空券が高騰してくるタイミングで、約13~14万円となります。
日本から「バルセロナ」への行き方
日本から「バルセロナ」への行き方ですが、現在「直行便」はありません…
ですので「スペイン」の国内、もしくは「中東(ドバイ、カタール)」や「ヨーロッパ(オーストリア、ドイツなど)」を経由して、「バルセロナ」へアクセスする形になります。
日本から「バルセロナ」行きの航空券ですが、約12万円が目安となります。(往復の航空チケット料金)
「11月」が最も航空券が安くなる時期で、約9万円くらいまで下がります。観光シーズンとなる「4月」や「8月」は航空券が高騰してくるタイミングで、約14~16万円となります。
日本から「アンダルシア地方」への行き方
日本から「アンダルシア地方」への行き方ですが、「直行便」が無いため、スペイン国内からアクセスする形になります。
「マドリード」や「バルセロナ」から「飛行機」や「電車(Ave)」、「バス」を利用して行くことができます。
下記の記事では、「グラナダ」観光のモデルコースを紹介しています。南スペイン「アンダルシア地方」に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
「スペイン」で人気の観光地
「スペイン」には数多くの観光名所がありますが、特に人気なのが「マドリード」「バルセロナ」「グラナダ」「マラガ」になります。
ここからは、それぞれの特徴や見どころについて紹介していきます。
スペインの首都「マドリード」
「マドリード」といえば煌びやかな雰囲気の「王宮」や、数多くの名画が展示される「プラド美術館」などが有名です。
また、「マドリード」近郊にも魅力的なスポットが多く、旧市街が世界遺産に登録されている「トレド」、断崖絶壁の上に造られた「クエンカ」などは必見です。
- 煌びやかな雰囲気の「王宮」
- スペイン3大画家の名画が並ぶ「プラド美術館」
- 「トレド」旧市街は一見の価値あり
ガウディ建築で知られる「バルセロナ」
「バルセロナ」はスペイン第二の都市で、「サグラダファミリア」や「カサバトリョ」などのガウディ建築をはじめ、「ピカソ」や「ミロ」美術館、中世時代の雰囲気漂う「ゴシック地区」など、魅力的なスポットが沢山あります。
- ガウディ建築巡り
- 世界遺産巡り(サンパウ病院、カタルーニャ音楽堂)
- 中世時代の雰囲気を味わえる(ゴシック地区)
- サッカー観戦(カンプノウ)
完成間近の世界遺産「サグラダファミリア」
「バルセロナ」で特に人気なのが、現在も建設が続く「サグラダファミリア」。「イエス キリスト」の生誕から終わりまでを表現した聖堂外観(彫刻)は、見るものを魅了します。
また、聖堂内部の「ステンドグラス」や「らせん階段」、聖堂近くの「付属学校」や「塔」からの絶景など、「サグラダファミリア」には多くの見どころがあります。
「サグラダファミリア」はとても人気のある観光名所で、現地のチケット窓口は混雑します…。スムーズに聖堂内部へ入場するなら、チケットの事前予約がおすすめ。
現地ツアーの専門サイト「Get Your Guide」から日本語オーディオガイド付きのチケットを予約できます。
イスラムの雰囲気漂う「グラナダ」
「グラナダ」はアンダルシア州にある都市で、イスラム文化の影響を強く受けた地域。
イスラム建築の最高傑作と呼ばれる「アルハンブラ宮殿」、歴史地区「アルバイシン」などは見応えがあり、「アンダルシア地方」でも人気の観光名所になっています。
- イスラム建築の最高傑作「アルハンブラ宮殿」
- イスラムの雰囲気あふれる「アルバイシン地区」
- 洞窟タブラオの「フラメンコショー」
- 地元の人達で賑わう「バル巡り」
イスラム建築の世界遺産「アルハンブラ宮殿」
「アルハンブラ宮殿」はイスラム支配時代に造られた宮殿で、「グラナダ」最大の見どころ。
「アルハンブラ宮殿」には、下記のような見どころがあります。
- 王の居城「ナスル宮殿」
- 庭園風景が魅力の「ヘネラリフェ」
- 堅牢な要塞「アルカサバ」
- アルハンブラ博物館がある「カルロス5世宮殿」
- 花が咲き乱れる「パルタル」
- 「ベラの塔」から眺められる景色
白い建物が広がる「マラガ」
「マラガ」は「アンダルシア州」にある都市で、地中海に面したリゾート地です。(コスタ デル ソルと呼ばれています)
「マラガ」では「ミハス」や「フリヒリアナ」をはじめとした白い村が有名で、スペイン南部ならではの素朴な雰囲気を楽しめます。
- 地中海のキレイな海
- 素朴な雰囲気の白い村
「スペイン」の基本情報
ここからは「スペイン」で使われる「通貨」や「治安」、「電源プラグ」など観光に役立つ情報を紹介していきます。
スペインの治安
「スペイン」の治安は年々悪化傾向で、観光客を狙った「すり」「置き引き」の被害が増えています。
日本と「スペイン」では治安状況が異なりますので、万全の対策が必要となります。
「すり」や「置き引き」が発生しやすい場所ですが、下記などがあります。
- 「空港」や「バスターミナル」
- 地下鉄の「駅」や「車内」
- 「レストラン」や「ファーストフード店」
- 「ホテル」のロビー
- 人気の観光名所(混雑するスポット)
- 路上
簡単にできる「すり」対策
簡単にできるスリ対策としては、下記などがあります。
- ブランド品や高級時計などは身につけない
- ポケットにスマホや貴重品を入れない
- 新しいものを身につけない(洋服、靴など)
- バックは中身が見えないものを持つ
- 周囲をキョロキョロしない
下記の記事では、「スペイン」で治安の良い街について解説しています。
スペインの通貨
「スペイン」で使われる通貨は「ユーロ」で、1ユーロ=155.67円になります。(2023年12月29日時点)
紙幣は5ユーロ、10ユーロ、20ユーロ、50ユーロ、100ユーロ、200ユーロなどがあります。
硬貨は2ユーロ、1ユーロ、50セント、20セント、10セント、5セント、2セント、1セントなどがあります。
スリの多いスペインでは、「クレジットカード」の利用がおすすめ
「マドリード」や「バルセロナ」をはじめ、観光地化されたような地域では、クレジットカードが利用できます。
「スリ」の多い「スペイン」では、多額の現金を持ち歩くのは非常に危険です。
現金は少額程度を持ち歩き、メインの支払いに「クレジットカード」を利用するのが安全です。
「エポスカード」は年会費無料で発行できるクレジットカードで、海外に強い「Visa」付きのカードになります。
カードの受け取り先をデパートの「マルイ」にすることで、申し込みから即日でカード発行可能となります。
また、「エポスカード」には携行品補償も付いているため、スマホやデジカメなどが壊れたり、盗まれた場合に最大20万円まで補償されます。(1個あたり10万円限度)
スペインでは「シエスタ」に注意
「スペイン」では「シエスタ」という、日本にはない習慣があります。
「シエスタ」とはお昼休憩のことで、14時~16時まで長めの休憩を取ります。(大体の目安時間)
「シエスタ」の時間帯はお店が閉まっていますので、注意が必要です。(開いているお店もたまにあります)
スペインの「電圧」と「コンセント」
「スペイン」のコンセントは「Cプラグ」で、電圧も日本とは異なり220Vとなります。
「スペイン」旅行の日程が決まったら、「変圧器」と「プラグ」を準備しましょう。
日本 | スペイン | |
電圧 | 100V | 220V |
周波数 | 50/60Hz | 50Hz |
プラグ | A | C |
下記の記事では、スペイン旅行の持ち物を紹介しています。
「スペイン旅行」安い時期
「スペイン旅行」の観光シーズンは4月〜9月頃で、このタイミングは観光客も多く、飛行機のチケット料金も高くなります。
安い時期を狙うなら1月〜2月頃がおすすめで、このタイミングは航空券の料金が安くなります。(往復チケットが9万円前後まで下がる傾向)
冬のシーズンに「スペイン」へ行くなら、「バルセロナ」がおすすめです。1月〜2月の気温が比較的高く、市内観光もしやすい特徴があります。(8〜15度くらい)
「スペイン」現地ツアー情報
世界遺産の「サグラダファミリア」や「アルハンブラ宮殿」をはじめ、「スペイン」には様々な見どころがあります。
少ない日数で多くの観光スポットをまわるなら、現地ツアーの利用がおすすめです。
スペインの観光プランが豊富「Get Your Guide」
「スペイン」の現地ツアーなら、観光プランが多い「Get Your Guide」がおすすめです。
「サグラダファミリア」や「カサミラ」などのチケット予約や、近郊エリアへの日帰りツアー、現地で人気の「フラメンコ鑑賞」など、多くの種類から選択できます。
なかには短時間のツアーもあり、現地での隙間時間を有効に使えます。
スペインの日本語ツアーなら「ベルトラ」
「スペイン」の現地ツアーで日本語プランを希望するなら、「ベルトラ」の利用をおすすめします。
「ベルトラ」は現地ツアーの専用サイトで、海外の観光プランに強みを持ちます。
プランの種類も多く、日本語の観光ツアーもあるため、「英語」や「スペイン語」が話せない方でも安心して「スペイン」観光を楽しめます。
日本から「スペイン」への行き方まとめ
日本から「スペイン」への行き方を紹介しましたが、時間を優先するなら直行便の「イベリア航空」がおすすめです。
航空券を安く抑えるなら、中東の「ドバイ」や「カタール」、ヨーロッパの「オーストリア」や「ドイツ」などを経由して、「スペイン」へ行かれるのがベストです。
下記の記事では、スペイン南部「アンダルシア地方」の世界遺産について解説しています。